猪皮製の名札入れ

ジビエ料理など、田畑を荒らす害鳥獣を、食材等に利用する試みが、全国各地で行われています。岡山県の吉備中央町では、捕獲した猪の皮利用を進めています。

 

写真は、その中の一つ。猪の皮で造った名札入れ。なめらかな手触りは、高級な財布を思わせます。

 

 

 

裏面もすっきり。細い皮製のストラップが素敵です。

町内で一つ2,500円で販売されていると聞きました。


朝日時代小説大賞受賞記念対談をしました

当日の模様です。

多数の方においでをいただきました。竹内会長の演出された、和やか、かつ楽しい雰囲気の中、対談は進みました。

 

 

 

対談者の竹内会長(右)と。後方にあるのは竹内会長所蔵の掛け軸。

左が鍬形恵斎。中央が同時期の文人・広瀬泰山の南画、右は、小説「隈取絵師」に登場する藩主松平康孝の父・松平康哉(やすちか)の作品。

 

 

サイン会もさせていただきました。

ありがとうございました。

 

 

 


明日は受賞記念対談

明日6月24日、津山市立図書館視聴覚室にて、津山市立図書館と津山市観光協会の共催による、朝日時代小説大賞の受賞を記念した対談会を行います。

平茂寛と津山市観光協会会長の竹内祐宜さんとの対談形式で、1時間30分ほど、フリートークをいたします。

今回の対談は、「美作国建国1300年」を来年に控えたプレ行事にも、位置づけていただきました。

開催にあたってのご準備、また当日の運営も併せまして、関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

どんな対談になるか、今から、とても楽しみにしています。

対談後は、サイン会も計画いたしております。直接、読者の声を聴ける場として、これまた、わくわくしています。

 


時戻りの曲賽(博奕とイカサマ2)

明和の頃(一七六〇~一七七〇)、江戸に、六趣斎音吉という詐欺賽づくりの名人がおりました。この人の作る詐欺賽は、どこにも種や仕掛けが見つからないうえに、丁半自在に操れるという優れたものでした。

音吉の腕前を独占すれば、儲けは思いのままです。ですから、幾多の博徒の大親分から、専属で働かないか、と、大枚を積まれました。しかし、音吉は、全て断っていました。

ある日、音吉は、両国で、鬼船俊次という親分に、ひどい目に遭わされた挙げ句、無理矢理、、詐欺賽づくりを約束させられました。

後日、音吉は、約束を守って、できあがった詐欺賽を納めます。この詐欺賽は、見事なほどの働きをして、鬼船親分を大喜びさせました。

ところが、一年ほど経つと、どうしたことか、当たり前の賽子になってしまったのです。音吉は、極めた技で、鬼船親分に仕返しをしたのでした。

以上、その道に伝説として伝わる、究極の詐欺賽「時戻りの曲賽」の一説でございました。


博奕とイカサマ

唐突ですが、先月から、江戸時代の博奕やイカサマに関心を抱いて、いろいろと調べています。江戸時代の出来事ではありませんが、関連した興味深い話があったので紹介します。

①明治~大正時代には、イカサマの道具、特に精巧な詐欺賽(さぎさい)が、東京で製造・販売され、全国津々浦々に普及しました。詐欺賽として、最も有名なのは、中に鉛を仕込んだ賽子でしょう。映画の場面で見た人は多いと思います。

②イカサマの道具の販売店が、日本橋に三店舗、浅草と下谷に各一店舗あり、特に浅草の店は、電車通りに堂々たる店を構えていました。この店に行くと「連戦連勝の栞」という営業案内が置いてありました。栞には、「勝敗は機会にあらず、術を知ると知らざるとにあり。本書は筍も勝敗を決するに当り、現世に存する最も進歩せる新知識をせし、連戦連勝の秘訣を配列公表せる天下無比の珍宝なり。各位乞う本書を通覧熟読して秘訣を授知して以て大敗を未崩に防ぎ得ば幸甚なり」と記されていました。

ま、とにかく、おおっぴらに商売をしており、また良く売れた、ということです。

③一年に一回は、東京の新聞に詐欺賽販売の広告が出ました。この新聞は、普段は、正義人道を主張するまっとうな大新聞だったらしいです。

④非常に残念ながら、関東大震災で、詐欺賽の製造所が残らず焼けてしまいました。

①~③から、当時の社会において、詐欺賽は特段珍しくなかった品と考えられるので、④の全滅に至るまでの間に、博物的な整理保存がなされていなかったのではないかと想像します。そのためか、イカサマの道具を展示した博物館があれば、行ってみたいのですが、私の不勉強ゆえか、該当する場所を未だ見いだせていません。

 


トキの森公園

佐渡島に住む人でも、放鳥したトキの姿を見る機会は、ほとんどないそうです。たまに、目撃したと思っても、実はサギだった、という話も聞きました。

しかし、トキの森公園に行くと、飼育・繁殖しているサギや、日本最後の生き残りだったトキの剥製等が見られます。

観光客は、離れた場所にあるケージの中のトキを観察するようになります。

大きな物音やフラッシュは厳禁。本来は、トキに限らないのでしょうが・・。

 

 

 

 

類種のクロトキが、近くで観察できるようになっていました。トリッキーな動きをしています。

 

 


「最終兵器彼女」の監督が原案した映画「ミリタリーむすめ」

首都圏在住の武道家・長野峻也先生の取材をいたしました。

長野先生は、游心流武術教室でのご指導に加え、武術の極意を普及する書籍の執筆や実技ビデオの制作、映画・テレビの殺陣指導、さらに最近では、アメリカの映画制作にも関わりを持たれるなど、多忙を極めておられます。

先生が教授されている実技の凄さは、平茂寛の身をもって、以前に体験済みでありまして、今回は、無尽蔵とも思える武道流派の知識の一端を、学ばせていただきました。

話が弾み、本題を離れて、直近のお仕事の話題に発展しました。なんと、この秋に上映される映画ミリタリーむすめ」の銃器指導をされたとのこと。本映画は「最終兵器彼女」の監督・須賀大観さんの原案によるもので、アイドルグループスマイル学園」が主演しています。

長野先生は、指導だけではなく、田沼貴次という旧日本軍の兵器開発部技術軍曹役で出演されたとのこと。

楽しみですねえ。これは見なくては、と思っています。

追記:岡山県内限定となりますが、6月20日昼11時45分から、NHKで、5月22日に放映したニュース枠(スカイツリー・江戸一目屏風・平茂寛)の再放送があります。お時間があればご覧下さい。


日蓮聖人とキリスト教との関係

真野御陵の近くにある佐渡歴史伝説館を訪ねました。ハイテクを用いて、人形が生きているように動き喋り、佐渡島を巡る十二の伝説を、楽しく分かりやすく紹介している施設です。

そのうち日蓮聖人に関わる場面が三つもありました。①配流となり佐渡島に向かうと、にわかに海が荒れた。日蓮は荒ぶる波風を法力で収めた。②詰めかけた諸宗の僧徒から激しい法論を仕掛けられたが、勝った(塚原問答)。③処刑されようとしたが、題目を唱えたところ、激しい轟きとともに雷光が走り、執行人を畏れさせた。 というものです。

①と③は、イエス・キリストにまつわる奇跡と、非常によく似ています。②は、イエス・キリストの権威を貶めようと、宗教家が寄って集って問答を仕掛けた場面を彷彿させます。

佐渡島には、斬首されたキリシタンの墓があります。キリシタンが少なからず存在した証拠です。キリシタンから聞いた話を取り込みまがら、日蓮の逸話が作り上げられていった、と、考えたくなりました。