煎茶の淹れ方に見る日本の知恵(きもの屋さん「ちんがらや」を訪問2)

ちんがらやの御主人に煎茶の接待をしていただきました。
御主人と私の二人だけ。なのに、湯飲みを五つ並べています。

なぜでしょうか? 御主人に理由を教えて貰いました。
(理由その一)
手元の急須に入れる茶葉の量に対して、最も適したお湯の量が、湯飲み五つ分なのだそうです。つまり、茶葉とお湯がベストバランスのお茶を淹れるために、五つの湯飲みを並べる――計量スケール的な目的のため。

 

(理由その二)
急須のお茶に湯を注いでから、
一つづつ、湯飲みを温めていたお湯を捨てていきます。五つ分の手順を終えた時に、最も美味しいお茶ができる――つまり、タイムキーパーとして利用するため。

 

いやはや、無駄なことをしているように見えて、実はきちんとした理由がある。ほとほと感心しました。和服を着た人が御主人です。 週末には煎茶教室をされているとのこと。
なお、最終的には、五つの湯飲みに淹れたお茶を、二つに集めて飲みます。捨てるわけではないのでご安心を。


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