江戸幕府の馬に関わる役人「御召馬預」

平茂寛は馬が好きだが、いつも競馬のことばかり書いている。

そこで、たまには馬を題材に、時代小説家らしい内容を書いてみたいと思う。
もちろんブログに書くためには、少々勉強しなければならない。そこが意味のあるところで、要するに、小説のネタ作りとブログのコンテンツ作りを一石二鳥でやってしまおうと思いついたのだ。
こうした甘い考えは、ほとんどの場合、うまく結実しないのだが、それでも構わない。平茂寛は、いつも走りながら服を着ている人間だからである。

さて、江戸幕府にはさまざまな役人がいたが、馬に関わる役人が数多くいた。
将軍の愛馬や軍馬、あるいは伝馬用の馬などを、たくさん飼育していたから、当然である。
馬を管理したり、飼育したりした役人を厩方役人(うまやかたやくにん)と総称し、若年寄支配にあった。
一口に、厩方役人と言っても、いろいろな担当がいた。このうち御目見以上の役目をまず紹介しよう。
手始めは、召馬預(めしうまあずかり)という役である。
将軍の乗る馬を飼育したり調教した。別名を「馬別当」とも言って、三百俵高の旗本が就く役職だった。この役には御役料二百俵があった。つまり五百俵の俸禄を得ることになる。
ただ、この役目は世襲制で、諏訪部(すわべ)家が代々世襲した。
諏訪部家の役宅は西の丸下の厩内にあった。地図で確認すると、今の麹町税務署のあたりである。
召馬預は、馬乗(うまのり)、馬口之者組頭、馬爪髪役(うまつめかみやく)―各役の内容は後日紹介―の上役だった。つまり馬関係では最上の役の一つだったのである。

 


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