江戸幕府の馬に関わる役人「御召馬預」その2

召馬預が二百俵級の旗本の役だと前回説明しました。ここで、二百俵(二百石も同じ)級の旗本の生活を整理してみましょう。

①屋敷の門は長屋門で片側に番所付だ。広さは六百坪くらいと、かなり広い。
②生活はぎりぎりで苦しかった。侍1人、甲冑持1人、槍持1人、馬の口取1人、小荷駄1人の計5人を使用人としていつでも動員できるようにしておかなければならなかったが、実際は馬を飼っている者は少なく、登城時に不可欠な槍持と草履取以外は使わなかった。つまり役料なしの場合は、使用人数は2~3人というところ。
③役料が三百俵もつけば、正式に使用人をそろえることもできた。だが、この場合は交際費もそれなりに増加するので苦しさは変わらない。
④使用人が足りないから、番所はあっても門番など置けない。そこで、脇の門に紐をつけた徳利を釣瓶式に釣り下げておき、開いた扉が自動的に閉まるようにしていた。これを「徳利門番」と呼んだ。

長屋門の例(http://blogs.yahoo.co.jp/kokkun_s/16402661.htmlから写真を引用)


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