江戸幕府の馬に関する役人「馬口の者」

「馬口(うまくち)の者」も御目見以下の役で、将軍お召しの馬の口取りをした。「馬口の者組頭」五人の下に、「馬口の者」二十人ほどがいた。

「馬口の者」「馬口の者組頭」いずれも、御譜代席の御家人が勤めた。
「馬口の者組頭」は二十五俵二人扶持(三十四俵)の俸禄。「馬口の者」は二十俵二人扶持(二十九俵)だった。

以上の「馬乗」「馬爪髪役」「馬口の者」が「召馬預」の支配にある役の全てで、およそ六十人の人間が、将軍の馬の調教や飼育に関わっていたことになる。

なお、「召馬預」が関係する年中行事に、「御召初(おめしぞめ)」がある。
正月の初めに、将軍が吹上か裏の馬場で御馬の乗初めをするのである。
小納戸頭取が「召馬預」から御召馬を受け取って、馬を恵方のほうに引き、将軍が乗初めをして、「召馬預」に賞を与えた。

 


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