正木兵馬の軍学教科書

旅館お多福の主にして、津山市観光協会の会長でもある竹内さんから、津山藩の軍学者・正木兵馬が、享和二年(一八〇二)に作成した、軍学の教科書のコピーをいただきました。

正木兵馬は、小説「隈取絵師」の重要人物です。教科書の実物を見て、どうしてもコピーが欲しくてなって、所蔵されている竹内会長に、お願いをしました。

具足を着る手順を絵図に写し、さらに歌を題して、初学の士にも分かりやすいものになるよう、工夫がなされています。右下寄りに、正木兵馬の名が、あるのが分かりますか。

胴の部分を身に着けるところです、腕を交差させて胴を持ち、えいやっと上に投げ掛けて、頭から被るようですね。

「十一 繰締(くりしめ) 長ひもを、右手の環へ引き通し、前へ戻して結ぶなりけり」としてあります。現代に出版されれば、「図入り具足着用マニュアル~楽しく歌いながら着てみよう」にでもなるのかな。

泰平の世が長く続いてきたことで、具足の着用方法をろくに知らない武士がいたことを示す資料でもあります。

 

 

 


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