両国橋川開大花火之図

明治23年に作られた両国の川開き花火の図です。これは版画ですが、数枚しか刷られなかったうえに、戦火で他の画が焼けたため、現物はこれしか残っていないという貴重なものです。
持ち主の方に無理を申し上げ、貸して頂きました。

両国橋界隈と言えば、江戸時代に大変賑わったところ。明治になっても、賑わいは変わらぬようですね。

当時の風俗がとてもよく分かります。女性は殆どが和服。男性も浴衣が多いですが、帽子が目立ちますね。馬車(鉄道馬車と乗合馬車)が見えます。人力車と車夫の服装も興味深い。
当時ポリスと呼ばれていた警察官も見えます。
右端上の「牛肉」の字が分かるでしょうか。右下は氷屋です。
川には、提灯を列べた屋根船や猪牙船がぎっしり浮いています。

また、この版画の赤色はミョウガから採ったと聞きました。とても、いい色だと思います。
何度眺めても、新しい発見があります。
ちなみに明治23年は、初めての国会選挙が実施された年でした。


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