明治大学博物館その2

写真のないのが残念ですが、明治大学博物館は、超一流企業の本社ビルを思わせる建物の地下にあります。
展示物の続きです。高札場

これは高札場を描いた図です。高札と言えば、お告げを記した足つきの板を地面に突き刺し立てているイメージが強いのですが、実はこの絵の真ん中上部のように、屋根付きの掲示場にまとめて立てたようです(日本橋の例)。まさに「場」というわけです。

鞭

江戸時代の刑罰の中に、「敲(たた)き」というものがあり、写真の棒(板状の竹を二枚貼り合わせた上に細い縄をぎりぎりと巻き付けたもの)で敲きます。敲きと聞けば、鞭で打擲するように思えるのですが、実際はこのようなものを使いました。打役の者は、骨、頭、顔、腕を避けて打つように注意しなければなりませんでした(「江戸奉行所の謎」中経文書より)。

怪我をさせてはいけないとの配慮がその理由でしょう。博物館のボランティアガイドの方の説明は、「背中は神経があるので、敲いて具合が悪くなってはいけない。そこで尻を叩いた」でした。

ご用提灯

ご存じ御用提灯です。文字の位置に注意してください。右側に縦の黒い棒が下がっていますが、ここが手に持つところ。つまり、提灯の正面には奉行所の名前が来ます。
テレビなどの捕縛のシーンに出るように、「御用」の文字が正面にあるのは誤りです。
ではなぜ、奉行所の文字が小さくて細いのか? それは字を太く大きくすると、正面を射す光が暗くなるからです。この点からも、大きく太い字で「御用」と正面にあるのはおかしいことになります。

非常に興味深い展示物が他にもありましたが、拷問道具や磔、獄門関係は割愛しました。


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