小説と漫画原作の違いについて

漫画の原作をするのは、今回の「会津に咲いた八重の桜 新島八重 幕末のジャンヌダルク」が初めてなので、作家道の師匠である若桜木虔先生から、いろいろと御指導を頂きながら執筆を進めました。

書き始めてすぐに、小説と漫画原作には大きな違いのあることを知りました。
例えば、
①漫画は基本的に白黒なので、「赤く染まった」と原作に記述すると、漫画家は困惑する。
②「襖の向こう側から、八重の声がした」もダメ。漫画では、襖の反対側が描けないから。
ここまでは「確かに、言われてみれば」の範囲です。

しかし、
③場面の描写を詳細に描くべきではない。
と聞けば、首を傾げたくなります。小説家の真骨頂を封じよ! とは?
この理由は、漫画家の領分を侵す結果となるからです。
例えば、小説ならば、縁側でほのぼのと寛ぐ雰囲気を演出するために、主人公の横で、丸々した猫が目を細め寝そべっている、と、書く場合もあると思います。
漫画では、猫の部分が漫画家の創造範囲だと言うのです。
何から何まで原作に事細かく書いてあったら、漫画家の仕事も味気ないということか・・・。

戸惑いはあったものの、テレビの脚本家の方からの助言も頂きながら仕上げました。
振り返れば、楽しく有意義な経験をさせてもらったと思っています。


小説と漫画原作の違いについて” への2件のコメント

  1. 八重の桜、新島八重、コンビニで買い、読ませていただきました。漫画の原作も手がけるとは多才ですね。漫画と小説は違うのでしょうね。違う分野にもどんどん挑戦してください。

  2. 須郷さま。
    ご購入いただき、ありがとうございました。
    漫画原作は、戸惑うところもありましたが、とても貴重な経験でした。これからも、機会があれば、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
    今後ともよろしくお願いします。

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