備前長船日本刀傳習所を訪問

4月22日に、岡山県瀬戸市の備前長船日本刀傳習所を訪問しました。

代表の上田祐定(うえたすけさだ)親方から、お忙しい中、長時間を割いていただき、いろいろと、刀鍛冶にまつわる、お話を伺いました。

上田親方の刀造りは、砂鉄の吟味から始まります。全国各地から集めた砂を分析し、得たデータもをもとに、造ろうとする刀に、最も適したブレンドをするというものです。ここまでは、すこぶる科学的!

ですが、その先からは、古式に基づきます。たたらを吹いて、ブレンドした砂鉄から鋼を取り出し、これを鍛えて刀に仕上げるのです。

刀工のほとんどが、島根県で生産される一律の玉鋼(たまはがね)を用いて刀を造ります。上田親方のように、砂鉄から造る刀工(これを大鍛冶と呼びます。刀を鍛えるだけなら、小鍛冶と呼びます)は、全国で5人程度とか。

弟子も6人と、全国最多。日本が決して失ってはならない文化の伝承者であることを強く自負され、1年365日の全ての時間を、刀造りと後継者の育成に捧げています。

写真は、お弟子さんによる、古式の鍛刀作業。槌を振るう三人のことを、先手(さきて)と呼びます。

奥で一人座っているのが、分かりますか? この人が、鍛刀の指揮者であり、作業の中心人物となります。右端に見えるのが、小型のたたら。

 

 

 


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