作家の本棚20 江戸の札差がどういうものか、ようやく理解できました。

江戸の時代背景を掴む際に、逃げて通れないのが、札差の存在です。
ところが、札差って、なかなか分かりにくいものですよね。
御家人や旗本を相手に、米を受け取る権利を質にとって、金を貸していた。あるいは、たいそう、お金を儲けて贅沢三昧の遊びをしていた、ぐらいは知っているけれど・・・。
札差について、もっと詳しく勉強しなければ、と思って、本を読み始めるのですが、これまでは、たいてい途中で投げ出してました。img084

この本は、そんな私でも楽に読了できました。札差の盛衰や、金を貸す方法、棄捐令、幕府の干渉の中身など、分かりやすく書かれています。同じ悩みを持っている人には、一読をお勧め!
内容では、「月踊り」と呼ばれる、詐欺的な金の貸し方が印象に残りました。お金を借り換えるときに、最終返済月と更新後の借金の借入月を同じ月にする→つまり、一月よけいに利子を取る方法です。
それにしても、「月踊り」とは、風流(?)な名前。昔の人は、名付けにも味がありますね。

『江戸の高利貸』北原進著 吉川弘文館


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