シルポートです。第63回毎日王冠。凱旋門賞はオルフェーヴル。

子供の頃から運動が苦手だった。運動会が近付くと憂鬱な思いで過ごしたものだ。特にかけっこが遅く、いつもケツかブービーでゴールした。他人目を人一倍気にしたので、女生徒が半分もいる場所で無様な姿を晒すことは、大変な苦痛だった。

ところが一度だけ、一着でゴールした時がある。高校生の1500m走記録会の時だった。
詳しく書けば、それほどたいした話でないと分かる。なにしろ、真の記録会の日に風邪を引いたり、腹痛などで休んだ者ばかりを集めての欠場組競争だったからだ。十数名はいたと思うが、その中には、端っから走る気のない連中も何人か混じっていたはずである。

自分自身でも理由は思い出せない。その日に限り、スタートと同時に飛び出して、後続を離しての逃げを打ったのだった。するとどうだろう、ゴール前は青息吐息であったが、猛然と追い込んできたバスケットボール部(だったと思う)の副将以下を鼻差で振り切ったのだった。

前振りが長くなった。本日の毎日王冠の出馬表を見れば、もう何が言いたいのか、お分かりだろう。人生唯一の勝利レースの再現を、平茂寛は競馬でも、ひたすら追い求めるのである。

軸は①シルポート。相手は④カレンブラックヒル(NHKマイルは強かった)、⑤サンライズプリンス(春の走りは実力の証拠)、⑧タッチミーノット(前走の好走ぶりが繋がりそうな気配濃厚)、⑩リアルインパクト(なんてたって去年の二着馬)。他にも候補はごろごろいるが、一年間でレベルが最高潮となる時期ならばこそ。

オルフェーヴルが、本日、世界最高峰のレース凱旋門賞に挑戦する。やってくれるのではないか。おおいに期待している。

どちらもレースも、胸を熱くしながら、観戦したい。


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