「隈取絵師」執筆の際に、お世話になった日本画教室を訪問しました

小説「隈取絵師」の執筆に関し、日本画を学ぶため、津山市が主催する日本画教室に1年間通いました。

教室で御指導をされている杉山先生を訪ねました。杉山先生は、非常に熱心なご指導をされ、生徒さんも、熱意に応えるように、月二回ほどの教室の間に、家でかなり描き込んできます。教室の日だけしか筆を執らない不真面目者は、私ぐらいでした。

日本画では「隈取」という技術が特徴的で、しかも非常に多くの場面で使われる。さらに「隈取筆」なるものまである、と、教室に通った最初の日に教えて貰いました。今の私の中では、「隈取」=日本画とまで昇華されています。

小説を発行してから、「題名を「隈取絵師」と名付けました」と、杉山先生に報告すると、「日本画を描く人でないと、思いつかない名前ね」とのお言葉を頂戴し、感激したのを覚えています。

絵師が、どのような心理状態で筆を執るのか分からず、行き詰まった時がありました。杉山先生に直接疑問をぶつけた時のお答えは、意外や意外。「あなたの心の思うままに書けばいいのよ」の一言! 驚きました。「無心です」なんて返事をするんだろうなあ、と予想していたので。でも、猛烈に吹っ切れました。恵斎が絵筆を操る時のシーンの評価は、読者の皆様に委ねなければなりませんが、執筆が、急にすらすらと進み出したんです。

「よう、来たなあ。おめでとう」この日も、いつもの明るい声で、教室で学ぶ皆さんとともに、迎えていただきました。

写真は杉山先生とのツーショット。

 


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